




参加者は回覧板を見てきてくださった近隣の方、メンバーが配ったチラシを見てきてくださった方、そして直にお話しした地権者の方々も。あともちろん、小学校PTA仲間も来てくれて、小学生から多分84歳まで老若男女満遍なくご参加いただきました。
ゴミの量は試算よりもたぶん三倍くらい多く!なってしまって、撤去費が足りなそうでどうしようか思案中です。(今日の作業中も、何人もの近隣の方から千円、二千円と寄付をいただきました!)とにかく全部のゴミを撤去すべくこれから奔走します。
そして今回はとにかく70〜80代の長老パワーに圧倒されました!「やっちまうべえ」との掛け声でどんどんガンガン作業していきます。ちょっとヤングなチームと一緒に半分埋まってたバイク?を引っ張り出したり、完全に埋まってたドラム缶を掘り出したり…。
かつてここで遊んでいた長老たちが、ここが田んぼだった頃のことを話しながら作業する様子はなんだか胸にグッときました。
竹藪部分は、いつもお世話になってるTさんが事前に竹藪を切ってくれました。ここは投げ捨てられたゴミが非常に多く、とにかくゴミを外に出すのだけで精一杯。切り出した竹を綺麗に積み上げたかったのですが時間切れでした。今月中のつなげ隊の活動の中心はここの片付けになりそうです。
11:30に作業終了し記念写真を撮って解散してから、つなげ隊が一年かけて整備した東小磯に抜ける道を希望者にご案内しました。
皆さん、ここに抜けると思った!とか、ここかぁー!と驚いたり嬉しい反応でした。
その後、残ったメンバーでおにぎりを食べてから集めたゴミを整理してたら新たなゴミを発見!

道の脇に農業用ビニールが大量に埋まってました…。動かしてみるとびくともせず、よくみるとビニールの間から竹が根を張り芽を出していました…。
そこから5人で、途中から隣で養鶏やっているMちゃんたちも加わって約2時間半、このビニールと格闘しました!
この農業用ビニールは、この竹藪にゴミが捨てられてるからこれも捨てちゃえ、と捨てられたのでしょう。きれいに巻いてあるのですが大きくて重く、竹の根を鋸で切りながら取り出しました。だけどそのビニールは切ったところからぼろぼろと粉砕してしまいます。このカケラは雨で流され海に行き、マイクロプラスチックとなるでしょう。「農業やってる人はこれを一度見た方がいい」と、同じ農業もやってる仲間としてMちゃんが言っていたのが印象的でした。
ここの谷戸に埋まっていた大量のゴミは引っ張り出されました。埋まっていたから見た目にはたぶんそんなに変わりません。だけど、ここの谷戸が「やっと息ができたよ」と喜ぶ声がみんなに聞こえていたはずです。
どこかの人が捨てたゴミを別の人が拾うという今回のこの道普請。犯人探しや、誰がやるべきか、という追求ではゴミはひとつもなくなりません。でも無心になって掘り出していると、ああ、こうやってる私たちは、もしこれから悪いことしたとしても(笑)きっと天国いくな、それくらいのこと今日はできたな、というなんとも充実した感覚になってメンバーも家路につきました。
里山には蕗の薹の花が咲き、ノビルが出てカエルの卵が見え始めました。
メンバーや参加してくれた方々から、楽しかった、とても充実していてよかったとの感想も届いています。本当に充実の一日で、この谷戸が再生する第一歩となった道普請でした。
※集合写真は、町長がわざわざ駆けつけてくれてパチリ!ゴミの問題について、お話を聞いてくださいました。
※放棄された農業用ビニールを突き破りながら根を張った竹に小さな筍が…。茹でてみたら立派な筍の味!だけど、皮も普通の筍並みにしっかりしてました
※カエルの卵も!